GIN(酒類:ジン)
GIN(酒類:ジン)
「地域のいいものを入れ込んだ、ボタニカルとして、商品を作りたい」
八鹿酒造の麻生専務は、このジンに込めた想いをこう語ってくれました。
「地域のいいものをボタニカルとして八鹿らしいジンを作りたい」
ジンの定義を守りつつ、ベースに据えるのは八鹿自慢の本格麦焼酎。そこに大分らしさを感じさせる天然素材を漬け込むことでどう表現するか試作を重ねてきました。
香りや味の奥にあるものを想像させる、詩的に奥深い楽しみ方ができるお酒として提案しています。
自分たちなりの表現を探る、試行錯誤
ジンを作るのは全く新しい試み。『八鹿酒造らしいジン』というものをどのように定義し、表現するか、大いに悩みました。ですが、ジンを作る工程と焼酎を作る工程は似ており、設備が整っているという強みもありました。
世界中、日本中からジンを取り寄せ、飲み比べ、自分たちが作りたいジンをイメージするところからはじめました。
はじめは、あらゆるボタニカルと呼ばれる香草や薬草を30種類くらい入れたそう。変わりものでいうならブルーベリーや牛乳。シナモンやローズマリーなど定番のスパイス、あらゆるものを漬け込み、そこから厳選し、割合を調整して、ジンというお酒を通した自分たちなりの表現を探っていきました。
「理想の酒は酌めどもつきぬ酒」それをジンでも表現する
八鹿酒造として、どんなジンをつくりたいか。考えた末でてきた一つの答えは「料理にも合う、飲み飽きないジン」でした。それは八鹿酒造の他の酒造りにも共通しています。
「理想の酒は酌めどもつきぬ酒」それをジンでも表現しよう。
そもそも海外では、食事中に飲むのはワインやビールが中心。ジンは食前や食後のバータイムで飲むものとされており、料理との相性というよりもそれ自体の個性が強められていったという背景があります。
八鹿酒造として作るのであれば、日本人の暮らし方、お酒との付き合い方に合うジンにしたい。でも、ジンならではの香りの広がりや、個性を表現したい。何度もつくり、話し合いを続けました。
八鹿酒造だからできたこと
試作にあたって、八鹿酒造ならではの強みも見えました。それは、充実した設備により、八鹿流のジンの作り方ができたということです。
ジンの作り方の主流は、ベースとなる酒にスパイスなどを漬け込み、それをまとめて蒸留します。
八鹿酒造の場合、大規模な蒸留機と熟練した職人がいるので、素材を一種類ずつ漬け込み、それぞれを蒸留して、30種類ほどの香りと味の異なる蒸留酒を作り、少量ずつブレンドして味を生み出す作り方が可能でした。
そのことにより、味の表現をより繊細に、しかも安定した味を届けることが可能になりました。
「酒づくりを行う上で大切なことは、品質に責任を持つということだと思います。厳密にいうと毎回味が違うこともありますが、我々生産者は、より良く高品質なものを作らなければなりません。私は、一期一会の味だとか、今年はイマイチだったけど来年は、というのは逃げだと思っています。」と麻生専務は語ります。
酒蔵として、もう一度飲みたいと思ってもらえるものをつくり、それを何度だってつくれる技術を磨く。それが、江戸時代末期から米づくりを続けている企業としてのプライドなのです。
個性と旨味を底上げする、八鹿の焼酎の味わい
30種類も試したボタニカルは、最終的に7種類となりました。
際立っているのは、カボスピールの爽やかな風味。そこにジュニパーベリーやカルダモン 、キャラウェイなどの香りが小さく流れる伴奏のように存在しています。
種類を抑えても個性と旨味を感じる理由は、八鹿酒造が作り続けてきた本格麦焼酎がベースとなっているから。焼酎として麦が優しい味を主張。
シンプルに味わっても美味しいし、いろんなアレンジへの想像力を喚起させるものとなっています。
甘くしなくても、美味しいジンの変幻自在な楽しみ方
ジンのカクテルといえば、ジントニックやジンバックなど甘い炭酸ジュースを合わせるのが定番ですが、このジンは八鹿の本格麦焼酎が持つ風味豊かな香りが、味覚的な甘さを補っています。甘くしなくても美味しいのが特徴。
トキハ本店酒バイヤーが語るおすすめの楽しみ方
【ストレート】
カボス控えめな印象。唇に付いた分を舐めるとカボスの酸味を感じる。
【ロック】
カボスがわかる。アルコールを感じさせない飲みやすさ。
【水割り(ジン3:水1)】
ロックと同じ印象。食事とさらに合わせやすくなる。
【ハイボール】
カボスが入ってると思えば、ボタニカルの印象が全てカボスと思う。バランスの良さを感じる。食事と合わせやすい。
【トニック】
ジントニックとして、とても美味しい。香りの中のカボスを探すのが面白い。
今回、八鹿酒造さんにつくっていただいた「八鹿JIN」は、大分県の特産品であるカボスを使用した大分ならではのジンです。ジェニパーベリーのスパイシーな印象は残しつつ、カボスの爽やかな香りが加わることで、非常に飲みやすく仕上がっています。ごきげんな休日のお供にぴったりです。
ジンを通して大分の魅力と出会ってほしい
日本酒、焼酎で圧倒的な知名度を持つ八鹿酒造が、なぜ未開拓のジンに着手したのか。
宴会需要、飲食店でのアルコール需要が減っている今、改めてお酒の楽しさと出会うきっかけを生み出したいという思いがあります。
ジンは普段お酒を習慣的に飲まない層にも、お洒落で気軽なお酒として、手を伸ばされています。複雑な香りや味の奥にあるものを想像させる、詩的な楽しみ方ができるおもしろい存在です。
今回の「ジン」を、手に取っていただくことが、八鹿酒造を知ることのきっかけとなってほしい。飲んだ方が、次は焼酎、日本酒と縁が続き、その先にある大分の魅力と出会ってほしい。その想いを胸に八鹿酒造は今日もひたむきに酒造りに向き合っています。
商品の詳細
備考
- 開発中の商品のため、お手元に届く商品のボトルデザインやパッケージデザインなどに一部変更のある場合がございます。
- <酒類販売について>
20歳未満の方への酒類の販売はいたしておりません。
20歳未満の方の飲酒は法律で固く禁じられております。
お酒はおいしく適量を。
開栓後は早めにお召し上がりください。
妊娠中・授乳期の飲酒は控えましょう。
飲酒運転は法律で禁止されています。 - お客様のお手元には7月上旬~中旬にかけてのお届けとなります。
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